日本で初めて、高卒でプロの世界に飛び込んだ川村卓也選手（横浜ビー・コルセアーズ）。
プロバスケットボール選手となって14年目となった川村選手は、どのような経験を積み重ねてきたのでしょうか。
ベテランの域に入りつつある彼のプレーからは、学ぶことも多いはずです。
１試合50点以上を叩き出し、点取り屋の名が全国に広まる
もともとソフトボールをやっていた川村少年が、バスケットと出会ったのは小学4年生のころ。
兄の影響もあり、隣町のミニバスに入団し、一生懸命にコートをかけまわったと言います。
仙台の五橋中学では、元来の負けん気を存分に発揮し、中学3年生のときに全中に出場。
チームをベスト4に導く活躍をしました。
高校は盛岡南高校に進学。
このころから、“オフェンスマシーン”の片鱗を見せ始めます。
2年生のときに出場したインターハイでは、２試合連続で50点以上を叩き出すスコアラーぶりを見せました。
点取り屋・川村卓也が全国に知れ渡ったのでした。
そして、3年生のインターハイではベスト8入り。
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高卒でプロへ挑戦
大学進学を視野に入れていたころ、高校の先生の関係から中村和雄さんに誘われた川村選手。
どうせバスケばかりで勉強しないなら、“高卒で実業団”という道もあることに気づかされたと言います。
プロ契約を交わした川村選手は、大暴れします。
オーエスジーフェニックス（現 三遠ネオフェニックス）に入団すると新人賞を獲得。
そして、最年少で日本代表入りを果たしました。
リンク栃木ブレックス（現 栃木ブレックス）に移籍すると、24年ぶりの日本人得点王に。
これだけの活躍を見せた選手です、当然、NBAというのも視野に入っていたでしょう。
一度は挑戦したものの、NBA入りには至りませんでした。
ちなみに、川村選手が好きなNBAチームは、サンアントニオ・スパーズだそうです。
オフェンスマシーンぶりは今でも発揮！
190センチというサイズで、ポジションはシューティングガード。
得点王になったことからも分かるように、とにかく得点能力の高さは秀でていました。
高確率のスリーポイントシュート、相手をかわしながら沈めるタフショット
「それ、入れるのかよ……」
というシーンは幾度となく見せてくれました。
現在のチーム、横浜ビー・コルセアーズの試合でも、ここというしびれる場面では彼にボールが集まります。
そして、何度も観客を歓喜の渦に巻き込んできました。
そして、試合以外でも魅せてくれるのが川村選手です。
アップ中に、敵チームのマスコットと触れ合ったりするシーンは、多くのバスケットボールファンを笑顔にしてくれます。
まだまだ、川村選手から学ぶことは多いと思います。
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休日はお子さんとの時間を大切にしている？
23歳のときに結婚した川村選手。
2人のお子さんに恵まれ、休日はお子さんと遊んでいることも多いそうです。
山下公園がおすすめスポットなんだとか。
※選手の所属チームは2019年4月時点のチームです
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