NBAの地域貢献とチャリティ活動について

世の中にチャリティ活動や社会貢献活動を行う人、団体は無数にあるがNBAも例外ではない。

2005年当時のコミッショナー、デビッドスターンが立ち上げた「NBA Cares」はリーグxチームx選手が三位一体となり、5年間で

「世界規模で数百カ所の学び、遊び住まいの提供」

「数百万時間の奉仕活動」

「数千万ドルの寄付金」

という目標を掲げスタートした。

世界的に影響力があり社会的責任があるという自負からこのような活動がスタートしたのだがその効果は絶大。

NBAの試合以外でのこうした活動について調べてみた。

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宣伝効果は抜群!?

ここで言う宣伝効果とはNBAのことではない。

ユニセフや赤十字社など国際的にも有名な非政府組織やスペシャルオリンピックスなどがNBA Caresの志に賛同し、NBA Caresを通してコミュニティに対して様々なプログラムを提供することにより自身のメッセージを発信することにより大きな宣伝効果を得ている。

NBAに関わる人として最も名誉な賞、NBA Caresコミュニティアシストアワード

シーズンを通して最も地域に貢献した人に贈られる「NBA Caresコミュニティアシストアワード」

この賞はNBAで最も尊敬に値する賞として認知されている。過去に受賞した選手は、パウガソル、カリー、ウェイド、ウエストブルックなど選手としてもスーパースターばかり。

昨年はケビンデュラントが受賞しており、どのような活動が認められたかというと総額1300万ドル以上の寄付を申し出た。(デュラントの年俸は推定2700万ドル)

年俸の半分以上を寄付していることになる。

内容は大学進学の学費の援助、恵まれない子供たちの生活の援助、ハリケーン被害などの復興援助などだ。


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レブロン、故郷アクロンに学校に行けずにいる子供たちのための学校を設立

NBAのトップに長く君臨するキングジェームズことレブロンは2011年からレブロンジェームズファミリー慈善団体を立ち上げこれまで長きにわたり故郷アクロンとその周辺地域を助けることに関与してきた。

2018年、アクロンの教育委員会と手を組み、生活が貧しく学校にいけないリスクのある子供たちを対象にした

「The I Promise School」

を設立した。

学習が遅れていると見込まれている生徒たちのため通常の学校より長い年数でカリキュラムが組まれ、卒業すれば教育委員会のお墨付きで教育的な標準を満たすと認められる。

また全生徒に自転車を与えた。

これはレブロンが少年時代、自転車があったから路上に潜む様々な犯罪や事件を遠ざけることができたという自身の経験に基づいたものだ。

NBA Caresの精神は確実に根付いてきている

NBA選手がコミュニティアシストアワードを尊敬に値する名誉なものであると認知され、選手各々が地域貢献の意識が高まったことはすばらしいことでNBA Caresが現時点で成果をあげていると言えるだろう。

また上記のレブロンの活動に対して、ライバルチームの選手たちから賞賛のメッセージが送られるなどリーグ全体としてそうした空気感があるということもNBA全体がいい雰囲気であることを示している。

近い将来NBA Caresで援助を受けたおかげでここまでこれたという選手がでてくることを楽しみにしてやまない。