チャド共和国の新星クリスト・クマジはNBAで輝けるか?

クリスト・クマジ

出身      チャド共和国セネガル

ポジション   センター

生年月日    1996年7月7日

年齢      23歳

身長      223cm

体重      122kg 

大学      フロリダ州立大学

所属      フィラデルフィア76ers

 

2019年のサマーリーグは身長が231 cmあるタッコ・フォールが話題になりましたが、次に身長の高い223cmのクマジという選手をご存知でしょうか?

アフリカ大陸の内陸国であるチャド共和国出身で、NBAに新たな外国籍選手が増えました。

立て続けに220cmを超える人間が現れると改めて世界は広いなと感じます。

ここではクマジの魅力や成績を紹介すると共に、今後NBAで通用するかなどを考察します。

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クリスト・クマジこれまでのキャリア

 高校はモンテベルデ・アカデミーに通い、チームメイトにはベン・シモンズがいました。

つまり再びチームメイトになったという事です。

その後、フロリダ州立大学に進み1年目は先発出場も1試合しかなく成績も残せませんでした。

2年目も先発出場は無かったものの、35試合に出場しNCAAトーナメントにも出場します。

3年目、4年目と順調にスタッツを伸ばしましたが、NCAAトーナメントでは結果が出せず4年の時にはベスト16で八村率いるゴンザカ大学に敗れました。

大学4年生のスタッツは、37試合全てに先発出場し平均15.5分、6.6点、5.6リバウンド、1.2ブロックでフィールドゴール率は62.7%という数字を残しています。

卒業後、ドラフトでは選ばれずシクサーズのワークアウトに参加しサマーリーグに出場。

そして7月19日に正式にシクサーズとExhibit 10の契約を交わした事が発表されました。

サマーリーグの成績

 デビューとなったバックス戦は、途中出場ながら14分で11得点、7リバウンド、5ブロックを記録しフィールドゴールは5/7でした。

得点自体はほとんどダンクでしたが、ブロックはやはり迫力があります。

普通に突っ込んで来ただけでは全部ブロックしてしまうでしょう。

 

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続くセルティックス戦は6分ほどの出場で3リバウンドでした。

 

3戦目のサンダー戦は途中出場でしたが、20分の出場時間で10得点、2リバウンド、4ブロックでフリースロー2本とフィールドゴール4/6のスタッツを記録します。

この試合はクマジだけでなくチームでのブロックが目立ち合計12本のブロックが記録されました。

 

4戦目のピストンズとの試合は18分の出場で4得点、7リバウンド、2ブロックを記録しましたが、ターンオーバーを2つとフィールドゴール1つの物足りない数字となりました。

 

最終戦となったラプターズ戦では初めてスターター起用されましたが、出場時間は10分弱と少なく5得点、5リバウンド、1ブロック、1ターンオーバーのスタッツでフリースロー1/3、フィールドゴール2/3という数字を残しサマーリーグを終えました。

サマーリーグ全体では平均13.7分、6得点、5.8リバウンド、2.4ブロック、1ターンオーバーでフリースロー率66.7%、フィールドゴール率63.2%でした。

プレイエリアを広げる事が成功への鍵に

サマーリーグを見る限りブロックとリバウンドは、やはり大きな武器になりそうです。

自分より8cm高いタッコ・フォールと比べてもブロックとリバウンド数はクマジの方が勝っていますし、フリースローも66%を維持してくれればビッグマンとしては上々でしょう。

課題は得点がゴール下でのダンクだけという所でしょうか。

この長身なのでブロックされる事は少ないと思いますが、出場時間を増やすにはもう少しゴールから離れた位置でシュートが打てるようになる事だと思います。

また、離れた位置でボールをキープ出来る様になればパスも捌けるでしょうし攻撃の幅も広がります。

そういう意味ではエンビードのプレイは理想的だと思うので、良いお手本になりそうです。

クリスト・クマジ今後の展望

 

シクサーズは、アル・ホーフォードが新加入した事で今シーズンはエンビードとホーフォードのツインタワーという形になるでしょう。

控えセンターにはグレッグ・モンロー、オクインがいますし、アミア・ジョンソンもセンターポジションを出来る選手です。

クマジをどのタイミングで起用するつもりなのか分かりませんが、これだけビックマンが豊富なチームでは与えられたチャンスを生かせないと出番が回ってこない可能性も高そうです。

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