NBA2019-20シーズンの戦力分析~ゴールデンステイト・ウォリアーズ

昨シーズンはウェスタン・カンファレンス首位通過となる5725敗の成績を残したウォリアーズ。

プレイオフでは5年連続でファイナルに進出しましたが、ラプターズに24敗で敗れました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

 

全チームNBA2019-20戦力分析はこちら

 

20198月現在

twitterやっています!フォローお願いします!

王朝時代の終わり

4年で3度の優勝を果たしリーグ2連覇中の王者ウォリアーズ。

昨シーズンもデュラント、カリー、トンプソン、ドレイモンドに加えビッグマンのカズンズが加入した事で大きな話題になりスリーピートは間違いないと思われました。

怪我人を出しながらもレギュラーシーズンを首位で終えプレイオフに入っても勝利を重ねていきます。

チームは5年連続でファイナルに進むもカズンズ、デュラントを怪我で欠いた状態でラプターズと対戦します。

1戦目を落とし2戦目はカズンズが復帰し勝利するものの34戦を連敗した為、5戦目はデュラントが強行出場します。

チームは勝利しますが再びデュラントが怪我を負い、6戦目にはトンプソンも怪我をしてしまいチームは敗退。

スリーピートは叶わず王朝時代の終わりを迎えました。

 


 

主な移籍選手

シーズンが終わりウォリアーズはデュラント、イグダーラ、リビングストン、カズンズ、クイン・クック、デイミアン・ジョーンズなど多くの選手を放出しました。

獲得した選手で即戦力が期待されるのはウィリー・コーリー・スタイン、ディアンジェロ・ラッセルです。

ラッセルはネッツに所属していましたが、デュラントとのトレードでウォリアーズに加入しました。

昨シーズンは81試合にフル出場して平均21.1得点3.9リバウンド7アシスト1.2スティール、フィールドゴール率43.4%3ポイント率36.9%を記録しました。

全ての数字がキャリアハイをマークしており、ドライブや3ポイントが得意なラッセルならばウォリアーズの攻撃にフィットするでしょう。

スタインはキングスからの加入で昨シーズンは81試合に出場し、平均11.9得点、8.4リバウンド2.4アシスト1.2スティールを記録しました。

カズンズに変わりセンターを務める選手でロングシュートは打たないですが、フィニッシャーとして強さを見せます。

毎年弱点に挙げられるセンターだけに期待が掛かります。

拭えぬベンチメンバーの不安

今シーズンはデュラントの放出、クレイの怪我などにより評価が下がっているウォリアーズ。

しかし1番の不安要素はベンチにあると思います。

スターターは特に問題ないと思いますが、ベンチメンバー主体のセカンドユニットは長い間リビングストン、イグダーラが軸となりゲームをコントロールしてきましたが、その2人がいなくなりました。

更に昨シーズンはカリーの欠場中にガードを務めたクックも放出しており、ウォリアーズの特色を理解しているポイントガードがいません。

それに加え、今シーズンのロスターを見ると、代わりにチームをまとめられる選手はおらず得点面でも期待できません。

これまでのパターンでは、スターターの中でトンプソンを早めにベンチに下げてセカンドユニットになった時間帯で出場させ得点を繋ぐという形でしたが、昨シーズンの怪我で復帰は未定になっています。

トンプソンが戻ってきても他に2人位は得点を取れる選手が必要です。

セカンドユニット時にどのような形でゲームを組み立てるのかが、スティーブ・カーの至上命題になるでしょう。

優勝を狙うには厳しいシーズンに

今シーズンはカリー、ラッセル、ドレイモンド、アルフォンゾ・マキニー、コーリー・スタインがスターターになるでしょう。

トンプソンがいない状態でもカリー、ラッセルの得点力、味方を上手く使えるドレイモンドの万能性があればプレイオフ進出は問題ないと思います。

しかしレイカーズ、クリッパーズ、ジャズ、ロケッツなど大物が動いた事でウェスタン・カンファレンスの上位勢は例年以上に力の差が拮抗しています。

先程触れたベンチメンバーの弱体化を考えれば、トンプソンが復帰したとしても優勝は厳しいシーズンになるのではないかと思います。

 

関連商品