時代はビッグスリーからデュオへ変化!チームに勝利をもたらす最強デュオは?~ダラス・マーベリックス「ルカ・ドンチッチ&クリスタプス・ポルジンギス」編

ルカ・ドンチッチ

身長:201cm

体重:104kg

生年月日:1999年2月28日 (20歳)

キャリア:1年

ポジション:ポイントガード、 スモールフォワード

平均スタッツは2019年12月末現在

出場時間32分、28.8得点、9アシスト、9.5リバウンド、1.3スティール。フィールドゴール率47.4%、3ポイント率32.4%、フリースロー率81.3%です。

 

クリスタプス・ポルジンギス

身長:221 cm

体重:109kg

生年月日:1995年8月2日(24歳)

キャリア:4年

ポジション:フォワード、センター

平均スタッツは2019年12月末現在

出場時間31.2分、17.3得点、1.5アシスト、9.4リバウンド、2.1ブロック。フィールドゴール率40.3%、3ポイント率34.3%、フリースロー率72.5%です。

 

ポルジンギスが移籍してきた事で2019-20シーズンよりデュオ結成となった2人。

若き才能に溢れた者同士だけに話題性が大きく、マーベリックス復権の期待が掛かります。

この記事では、これまでの活躍・今後の課題・優勝の可能性などについて分析していきます。

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プレイスタイルと今シーズンの活躍

 ドンチッチは「マジシャン」と呼ばれるだけあって、ドリブル・パス・シュートなど幅広いプレイを変幻自在にこなす万能プレイヤーです。

フォワードでは広いシュートエリアから確率良く得点を重ね、ガードではゲームメイクやアシストで周りの選手を生かす事も出来ます。

今シーズンはスタートから素晴らしい活躍を披露しており、2019年末の段階で9回のトリプル・ダブルを達成しています。

ポルジンギスは2018年2月に前十字靭帯断裂してから実戦を離れ、今年10月に復帰を果たしました。

復帰後はシュート・リバウンド・ブロックなどで高いパフォーマンスを見せ、負傷前の得点力には劣りますが、ブランクを感じさせないプレイを披露しています。

デュオとしての魅力

このデュオの1番の魅力は、お互いが使えるコートバランスの広さだと思います。

普通2人のサイズを考えればピックアンドロール・ポップが攻撃の軸になりますが、先程も触れたようにドンチッチはゴール下でも仕事が出来ますし、ポルジンギスは3ポイントも得意なので攻撃オプションが多彩になります。

ですので、2人がスリーポイントラインに立ちパスを回す場面やドンチッチがペネトレイトを仕掛けながらディフェンスを引き付けポルジンギスが3ポイントを決めるシーンなども多く見られます。

時折コンビプレイも見せますが、現状は個々の能力を生かした得点がメインになっています。

また、2人にディフェンスが引っ張られる機会が増えフリーになる選手が多く、そこにドンチッチがパスを捌く事で他の選手の得点が増えているのもデュオの効果です。

攻撃だけでなく、ドンチッチのディフェンスリバウンド・スティールやポルジンギスのリバウンド・ブロックショットなどディフェンスでの貢献も目立っています。

成長していく中でどのような「形」を見つけるのか

個の能力は高い2人ですが、NBA全体のデュオとしてはまだまだ足りないと思います。

今後についてですが、この2人の場合はドンチッチがキャリア2年目、ポルジンギスも昨シーズンプレイしていないので実質キャリア4年目と若くコンビを組んでから日が浅いので、どのように成長していくのかがポイントになりそうです。

これから多くのチームに研究されていく中で、今のように個の能力で戦うのかコンビプレイの幅を広げていくのかなどデュオとしてどのような「形」を見つけるかが課題と言えるかもしれません。

 

優勝の可能性

今シーズンのマーベリックスはアシスト・得点・リバウンドでチームリーダーのドンチッチと、得点・リバウンドで2番手の数字を残している相棒のポルジンギスが中心になっているのは間違いありません。

ですがティムハーダウェイJr.やドリアン・フィニースミス、新加入のセス・カリー、デロン・ライトなども安定して得点を重ねています。

実際チームの平均得点は116.8点とリーグ全体の3位で、チーム成績も12月末時点で21勝11敗の5位に付けている事からも分かるようにチームで戦えています。

このまま行けば久々のプレイオフ進出も見えてくると思いますが、他のチーム状態を考えると今シーズンでの優勝は厳しいと言わざるを得ません。