NBA 2019-20シーズン前半戦~勝手にNBAアワード! 最優秀シックスマン部門

2019-20シーズンも、気が付けば早くも前半戦を折り返しました。

この記事では前半戦でベンチから出場し活躍した選手をピックアップして

「勝手にNBAアワード」

と題し独断と偏見で紹介します。

 

スターターではなくベンチから出場して、ゲームの流れを変える事や勢いを与える役割を担うシックスマン。

時にスターター以上の仕事を任される事もあり、チームに欠かせない大きな戦力です。

現在ルー・ウィリアムズが2年連続で受賞中です。

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ルー・ウィリアムズ(ロサンゼルス・クリッパーズ)

 2020年1月末時点の個人スタッツ

平均29.8分出場、19.5得点、6アシスト、3リバウンド、FG・41.1 %、3P・35.5 %、FT・87.4 %。

 

現在2年連続でシックスマン賞を獲得しているルー。

今シーズンからチームにはカワイ・レナード、ポール・ジョージといったNBAを代表するスーパースターが加入した事もあり出場時間や得点面、ケミストリーが懸念されました。

しかし始まってみれば得点は昨シーズンと変わらず量産しており、アシストに至ってはキャリアハイを記録しています。

ルーは、アウトサイドシュートが得意で3ポイントも効率よく決めるクラッチシューターでもあります。

緩急をつけたドライブでは、フローターやファウルを誘う事でフリースローレーン立つ機会も多くあります。

ここまでレナード・ジョージとの連携も取れており、2人に次いでチーム3番手のスコアラーになっています。

32歳でキャリア15年目のベテランは史上最多となる4度目のシックスマン賞を獲得できるでしょうか?

モントレズ・ハレル(ロサンゼルス・クリッパーズ)

 2020年1月末時点の個人スタッツ

平均28.7分出場、19.3得点、1.8アシスト、7.1リバウンド、1.1ブロック、FG・56.9 %、FT・63 %。

 

ルーの3連覇は阻む1番手はチームメイトのハレルです。

昨年もルーと共にシックスマン賞にノミネートされましたが今シーズンは昨年と違い、ここまでルーと並ぶ得点を挙げておりリバウンド数も増えています。

1年1年着実に成長を積み重ねてきたキャリア5年目の26歳は情熱的且つ野性味あふれるプレイが持ち味で、インサイドを軸にフィジカルを生かして得点を重ねます。

リバウンドが強くブロック数も1.1本とディフェンス面でも存在感を発揮するなど、ビッグマンがあまり充実していないクリッパーズにとって大きな戦力となっています。

チームケミストリーも徐々に高まり順位も上がってきたクリッパーズ。

ルーとハレルがベンチから出場して安定感のある仕事を続ければ、いよいよ優勝も見えてきそうですがシックスマン賞においては下剋上となるか楽しみです。

デリック・ローズ(デトロイト・ピストンズ)

2020年1月末時点の個人スタッツ

平均26.4分出場、18.5得点、5.8アシスト、2.5リバウンド、スティール、FG・49.8%、3P・31.5%、FT・85.9%。

 

昨シーズンは完全復活を予感させる50得点を挙げた試合が最優秀モーメント賞に選ばれたローズ。

今シーズンは戦いの場をピストンズに移し、控えガードとして素晴らしい活躍を見せています。

年齢や膝の怪我もあり、かつてのような超絶スピードで抜き去るドライブではありませんが、緩急やフェイントを織り交ぜながら相手を翻弄するプレイが多くなりました。

また、波のあったミドルシュートは安定して確率が上がり、全く入らなかった3ポイントは31.5%まで高くなるなどキャリアと共に円熟味が増しています。

アシスト数も5.8本と大きく増えており、一般的なスターターのガードと比較をしても遜色ないスタッツを記録しているのでシックスマン賞に十分値する活躍だと思います。

 

この選手にも注目:ゴラン・ドラギッチ(マイアミ・ヒート)

 2020年1月末時点の個人スタッツ

平均28分出場、16得点、5アシスト、2.9リバウンド、FG・45.3%、3P・39.5%、FT・75.7%。

 

ここではキャリア12年目のベテランガードであるドラギッチに注目したいと思います。

昨シーズンは膝の手術などにより36試合の出場に止まったドラギッチ。

今シーズンも鼠径部の張りによる欠場がありましたが、それでも37試合に途中出場してきっちりスタッツを残しています。

ドラギッチと言えば、巧みなステップからのレイアップや精度の高いアウトサイドシュート、正確なパス技術などミスが少なく安定感のあるプレイが持ち味のガードです。

ベンチから出てきて得点を取れますし、セカンドユニットのゲームメイクが出来るのもヒートが好調を続けている要因の一つです。

このままプレイオフに進めばドラギッチの存在感は更に大きなものなる事は間違いないでしょう。