今シーズンのNBAのビッグニュースは、なんと言ってもブルックリン・ネッツにジェームス・ハーデンが移籍した事による
「ビッグ3結成」
だと思います。
久々に「ビッグ3」と言う言葉を聞きましたが、すでにNBAにおいて「ビッグ3」は時代遅れなのか?
考えてみたいと思います。
ブルックリン・ネッツのビッグ3について
以前にブルックリン・ネッツのビッグ3の記事を書きました。
2020-21シーズンのブルックリン・ネッツは優勝候補になり得るのか?
そもそも「ビッグ3」と言う言葉自体を久しぶりに聞きました。
ブルックリン・ネッツは2020-21シーズン途中から
ジェームス・ハーデン
カイリー・アービング
ケビン・デュラント
と言うビッグ3が結成された事は大きな話題になりました。
もちろん、この3人を同時に見れるのはNBAファンにとっては、とてもワクワクします。
ただ、それと同じだけ
「果たして、このビッグ3は機能するのか?」
意見があったのも事実だと思います。
そんな心配は他所に、3人は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
過去一番うまくいったビッグ3はシカゴ・ブルズ
今まで、色々なチームがNBAチャンピオンを目指しビッグ3を結成させてきました。
うまくいったビッグ3もあれば、チャンピオンまでは届かなかったビッグ3もありました。
その中で、史上最高のビッグ3は、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン、デニス・ロッドマンのシカゴ・ブルズだったと思います。
この3人は、個々の役割が明確で、それがうまく噛み合い、そして、チャンピオンになれたんだと思います。
とにかく得点をするマイケル・ジョーダン、最高のオールラウンダーのスコッティ・ピッペンがそれを支え、そして、デニス・ロッドマンは、ほとんどオフェンスには参加せず、リバウンド、そしてディフェンスに集中していました。
3人の個性がバラバラだったからこそ機能した例だと思います。
2008年にNBAチャンピオンになった、ポール・ピアース、ケビン・ガーネット、レイ・アレンのボストン・セルティックスのビッグ3も3人の個性がうまく機能した例だと思います。
ビッグ3がいることにより他のプレイヤーが伸びる事が条件
昨今のバスケットボールのスタイルを考えると、主力がコート上にいない時の、ベンチプレイヤーの活躍も非常に重要なポイントとなります。
結局、とても当たり前の話ですが、バスケットボールは3人でやるスポーツではなく、5人でもなく、ベンチプレイヤーも含めたチーム力が必要なスポーツだと言う事ですね。
特に、昨今のスタイルとしては、レギュラーシーズンは特に、ある程度プレイタイムを制限していくスタイルだと思います。
1人の選手にかける負担を減らし、怪我の予防などもあるのでしょう。
すると、なおさらチーム力が必要になります。
チームのバランスが取れれば、ビッグ3は見ていて面白いですし、夢があります。
ただ、きっちり勝ち星を積み重ねていく事を考えると、デュオを結成させ、しっかりと周りを固める方法が現代バスケには合っている気もします。