センターの黄金期だった1980年代、90年代。
パトリック・ユーイング、シャキール・オニールなど、多くのセンタープレイヤーが活躍しました。
その中から、今回はサンアントニオ・スパーズ一筋「デビッド・ロビンソン」をご紹介しようと思います。
海軍兵学校からNBAへ、高い運動能力を示した学生時代
バージニア州の高校に入学しバスケを始めたロビンソンは、その後海軍兵学校へと進む。
スティールからの速攻、高いジャンプ力、そしてボールに素早く反応する俊敏性を持ち味とし、4年次にはネイスミス賞などに選ばれ1987年に全体1位でスパーズに指名されたんです。
1年目から大活躍!ルーキーとは思えない貫禄を持つビッグマン
すぐにプロ入りはせず2年間軍役に就いたが、その間の1988年にはソウルオリンピックに選ばれ銅メダルを獲得している。
1989年よりプロ入りすると、一年目から平均24.3得点12リバウンド3.9ブロック1.7スティールを記録し弱小だったスパーズをプレイオフ常連のチームへと引き上げた。
優勝までの長い道のり。数々のタイトルを獲得後ついに初優勝へ
1992年にドリームチームと呼ばれたアメリカ代表に選ばれ金メダルを獲得。
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1993-94シーズンに得点王、さらにその年の2月17日ピストンズ戦ではなんと34得点10リバウンド10アシスト10ブロックを記録し史上4人目となるクアドラプルダブルを達成!
さらに1994-95シーズンにはMVPに選ばられるなど数々の偉大な記録を残してきたが、優勝だけは経験できずにいた。
1998-99年シーズン、スパーズはファイナルでパトリック・ユーイング率いるニックスと対戦する。
前シーズンに後にNBAを代表する選手となるティム・ダンカンの加入によりスパーズは鉄壁のディフェンスを見せ、ニックスを4-1で下し、悲願のチャンピオンリングを手にするのだ。
この年のプレイオフでスパーズは2チームをスウィープし15勝2敗で優勝しているため、その強さがわかるだろう。
厚い信仰心をもつ純粋なNBAスター
キリスト教を強く信仰していたこともあり、誠実で優しい人間性を持っていた。
またサンアントニオの学校施設などに寄付をするなど慈善活動も怠らなかった。
現代ではあまり見ることがない素晴らしい人間性とバスケに真摯に取り組む姿勢を見せた、純粋で偉大なレジェンドである。
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