日本製の名作バッシュと言えば何を思い浮かべますか?
バスケ通であれば、2足の名前が思い浮かぶはずです。
1980年代前半に登場した、2種類のバッシュは、それ以降バスケ人気が高まる日本の中高生にとって憧れのバッシュとなります。
今回は、そんな日本を代表するバッシュから「アシックス・ファブレ・ジャパンL」の特徴や歴史を紹介します。
分厚いゴム製のソールで抜群のグリップ力を発揮!日本製ならではの頑丈さも売り
ジャパンLの特徴を大きく2つあげると、抜群の「フィット感」と「グリップ力」です。
ジャパンLの名前のLは「long」を意味しています。
つまり、ハイカットという意味を持ち、しっかり足首までホールドしてくれます。
また、牛革製のアッパーは使えば使うほど自分の足に馴染むため、一度フィットしたら、この靴以外は使えないという人も少なくありません。
アシックス製らしく、日本人の足に合わせた形状なため、履き心地が抜群なんですね。
しっかりとコートをつかむグリップ力は、分厚いゴム製のアウトソールからうまれます。
その他のバッシュで普通に見られる、「エアー」などの使用はなく、クッション性には劣りますが、地面をしっかりとらえて、急なストップ&ゴーにもしっかり対応してくれます。
もちろん、無骨で「ザ・アシックス」と言わんばかりのシンプルなデザインも人気の秘密です。
1982年に登場!惜しまれつつも2017年に生産中止に…
ジャパンLは1982年に登場して以来、前述の特徴から日本のバスケットプレイヤーに衝撃を与え、憧れのバッシュとして親しまれてきました。
決して安くない強気の価格設定もあり、「レギュラークラス」や「エース級」の選手が履くというイメージを持つ人もいるかもしれません。
それくらい、日本人にとって一流のバッシュとして認識されてきました。
しかし、2017年に惜しまれながら生産が中止され、ソール交換も終了となっています。
多くのブランドで、高性能のバッシュが開発される中でも、根強い人気を誇っていただけに、残念がる人も少なくなかったはずです。
実はスラムダンクの三井が愛用!今後の復刻に期待
ジャパンLを有名にしたのが、漫画「スラムダンク」の影響です。
なんとスラムダンクに登場する、三井寿が履いていたバッシュなんです。
↑前から
↓後ろから
漫画の中ですが、元全中MVPのスター選手が履いているのも納得ですね。
実は最初に紹介したジャパンLにならぶ、アシックスの名作シューズ「ポイントゲッター」は、アシックスタイガーから復刻版が発売されています。
さらに、アシックスタイガーからはジャパンLのショートカット版である、ジャパンSが発売されます。
バッシュというよりは、スニーカーという扱いですが、シンプルなデザインで、どんなファションにも合わせやすいですので、ジャパンL好きの方は検討されてみてはいかがでしょうか?
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