2014–15シーズンにボブキャッツからホーネッツにチーム名を変更しましたが、プレイオフに進出できたのは1度のみ。
昨シーズンもイースタン・カンファレンス9位と健闘したもののプレイオフを逃しています。
ここでは2019-20シーズンの戦力分析を行っていきます。
※2019年8月現在
チーム全体の総力戦で挑むも一歩及ばず
昨シーズンは主力のハワードを放出しトニー・パーカ、ビスマック・ビヨンボなどを獲得しエースのケンバ・ウォーカーを筆頭に総力戦で挑みました。
とはいえスタッツを大きく上げられるのは実質ケンバだけであり実際エースの名に恥じないプレイを見せました。
11月にはキャリアハイとなる60点を挙げれば、別の試合では4Qだけで21得点を挙げるなど驚異的なパフォーマンスを発揮します。
結局シーズン終了後には平均25.6得点4.4リバウンド5.9アシスト1.2スティールと素晴らしい数字を残しました。
また、ジェレミー・ラム、ニコラ・バトゥーム、コディ・ゼラーなども奮闘し最後までプレイオフ出場を争いましたが2ゲーム差届かずシーズンを終えました。
ケンバの移籍、パーカーは引退
今シーズンこそはプレイオフ進出へと意気込んだ人も多いでしょうが、エースのケンバがセルティックスへ移籍する事が決まりました。
以前からプレイオフで戦いたいと願っていた事やホーネッツがMAX契約を結べなかった事が影響したのではと言われています。
また、昨シーズンケンバの控えとして出場していたパーカーは現役引退を発表しました。
ホーネッツには、そんなケンバとのトレードでテリー・ロジアーが加入しました。
ロジアーは昨シーズンセルティックスでアービングの控えガードとして9得点、3.9リバウンド、2.9アシストを記録し、プレイオフにも出場しています。
1試合で30点以上挙げる爆発力を持っていますが、昨シーズンは出場できる時間がまちまちで調子を上げられずに過ごしました。
ホーネッツではスターター起用されるでしょうし、調子も上がるでしょうがケンバの代役には程遠いでしょう。
ドラフト加入にも期待したいが・・・
今年のドラフトでホーネッツが12位指名したのはPJ・ワシントンです。
203cm、103 kgのパワーフォワードでU19ワールドカップではアメリカ代表に選ばれています。
ケンタッキー大学で2年間プレイして2018-2019シーズンは平均29.3分出場し15.2点、7.5リバウンド、1.8アシスト、1.2ブロックを記録しフィールドゴール率は52.2%、3ポイント率は42.3%と高確率の数字を残しています。
身長は大きくありませんが219cmのウイングスパンを生かしたポストアッププレイやフックシュートが持ち味です。
ですが、特別優れた選手という程ではなくフォワードの多いホーネッツで活躍できるかは微妙な所です。
厳しいシーズンになる事は必至か
今シーズンのスターターは恐らくロジアー、バトゥーム、マービン・ウィリアムズ、コディ・ゼラーと調子の良いメンバーという構成になると思います。
しかし、実質ケンバの穴埋めは出来ておらず、チーム2番目の得点源だったジェレミー・ラムもいません。
平均20点以上挙げる選手をカバーするのは至難の業になるでしょう。
ポジティブな部分を挙げるとすれば、昨シーズンからメンバーはほとんど変わっていないのでコミュニケーションに関するは問題がない事でしょう。
昨シーズンは右手骨折の怪我で49試合の出場に止まったゼラーが万全で戻れるのも大きいです。
今シーズンは誰か1人が得点を量産出来るチームではないので、昨シーズン以上に総力戦でぶつかっていく事が必要になります。
若手メンバーの台頭や新人の活躍にも期待したい所ですが、現実的には我慢のシーズンになりそうです。
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