NBA2019-20シーズンの戦力分析~ボストン・セルティックス

昨シーズンはイースタン・カンファレンスで49勝33敗の4位でレギュラーシーズンを終えたセルティックス。

プレイオフでは2回戦でバックスと対戦して1勝4敗で敗れました。

ここでは2019-20シーズンの戦力分析をしていきます。

※2019年8月現在

 

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優勝候補の呼び声高いチームだったが・・・

昨シーズンはカイリー・アービング、ゴードン・ヘイワードが揃ってシーズンを戦える事に加え若手の成長もあり優勝候補に挙げられました。

プレイオフに進出し1回戦はスイープで勝利し2回戦のバックス相手にも初戦を大差で勝利します。

このまま突っ走るかと思われましたが、続く2戦目は逆に大差で敗れるとそのまま4連敗を喫し敗れました。

敗因としては、ジャズ時代には平均24点挙げていたヘイワードが10点を下回る低調だった事やアービングのシュート確率がレギュラーシーズンより10%近く下がり、勢いに乗り切れなかった事などが挙げられています。

主な移籍選手

 セルティックスが獲得した選手はケンバ・ウォーカーとエネス・カンターです。

ケンバはシャーロットのフランチャイズプレイヤーとして8シーズンプレイしてきました。

しかし、チームはプレイオフで戦えるレベルになくチャンピオンシップを争えるチームで戦う事を望んでおり移籍が実現しました。

昨シーズンは平均25.6点、4.4リバウンド、5.9アシストフィールドゴール率43.4%、3ポイント率35.6%を記録しています。

移籍したアービングに変わってチームの司令塔となります。

カンターは昨シーズン、ニックスとブレイザーズでプレイして平均13.7点、9.8リバウンドを記録しておりプレイオフでは欠場したユスフ・ヌルキッチに変わりスターター出場し平均11.4点、9.6リバウンドを記録しています。

体が強くゴール下ではリバウンド、シュートで貢献できます。

負けん気が強すぎて相手選手と揉める事も多々あります。

移籍したホーフォードに変わりセンターを務めます。

放出した選手が多く新人の活躍にも期待

主な補強の2人に対し放出したのはマーカス・モリス、アル・ホーフォード、テリー・ロジアー、アーロン・ベインズなど昨シーズンの主力メンバーです。

今の状態ではスターターは戦えてもベンチメンバーは大きな弱点となるでしょう。

そうなると期待は新人選手に向けられます。

今年加入している中で期待が持てそうなのはドラフト14位のロミオ・ラングフォード、22位のグラント・ウィリアムス、33位のカーセン・エドワーズあたりになるでしょう。

ラングフォードはインディアナ大学で1年間プレイして1試合平均16.5得点、5.4リバウンド、2.3アシスト、フィールドゴール率は44.8%を記録しました。

198cm、98kgのガードで持ち味は210cmあるウイングスパンを生かしたシュートやドライブ、ブロックショットです。

グラントはテネシー大学で3年間プレイして2018-19シーズンは平均18.8点、7.5リバウンド、3.2アシスト、フィールドゴール率56%を記録しています。

201 cm、109 kgのパワーフォワードで、サマーリーグでは平均13点、6リバウンド、1.8アシストを記録しており広いシュートエリアからの得点とディフェンス力が目立っていました。

エドワーズはパデュー大学出身のシューティングガードで185cm、91kgの小柄な体格ですが2018–19シーズンには平均24.3点を挙げ3ポイント率は35.5%を記録しています。

また、NCAAトーナメントでは4試合で平均34.8点をマークするなど爆発力がある選手でもあります。

サマーリーグでは平均19.4点、3ポイント率46.7%と高いパフォーマンスを披露しました。

3ポイントだけでなく、ドライブでインサイドに切り込み得点を挙げられます。

ポイントはヘイワードの復活

今シーズンはケンバ、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、ダニエル・テイズ、カンターがスターターになりそうです。

やはり昨シーズンと比べると見劣りする印象は拭えません。

ケンバとアービングの比較については意見が分かれるでしょうが、ホーフォードの抜けた穴は想像以上の痛手となるでしょうし、マーカスも抜けた事でシュートエリアが狭まるでしょう。

NBA史上最長231cmの新人タッコ・フォールがどこまで通用するか分かりませんが、カンターの控えセンターも手薄です。

タッコ・フォールの記事はこちら

実質セルティックス2年目のヘイワードが、かつての輝きを取り戻せばこれらの不安要素をかき消す事が出来るでしょうが、今シーズンも不発に終われば順位を大幅に落とす事もあり得ると思います。

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