オクラホマで再起を図るナーレンズ・ノエル

2013年ドラフトでシクサーズから6位指名を受けたナーレンズ・ノエルのキャリアは中々厳しいものになった。

高い能力を持ち合わせながらも怪我に苦しみ、現在もチームを転々としている。

今期リーグ屈指のベテランポイントガードであるクリス・ポールが加わったことでセンターとの連携が重要になっているが、ノエルはここで力を発揮することができるのか?

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シクサーズの大型センターとして期待されたが…

もともとドラフト1位間違いなしと言われていたノエルだったが、大学時代ドラフトを目前にしていた頃に前十字靭帯を損傷。そのことでプレイに影響が出ると考えられ評価は落ちることになってしまう。

それでも208cm100kgの体格を持ち合わせた彼のポテンシャルがなんとか全体6位と高順位でペリカンズに指名される要因になった。

その直後にジュルー・ホリデーとのトレードでシクサーズに所属することになる。

 

1年目は膝の手術により全休になり、2年目3年目は両シーズン平均約10得点を記録するも目立った活躍はできず、最終的にはジョエル・エンビートの活躍に伴い居場所を奪われる形でダラスに放出された。

ダラスでインサイドを支える力となるも

3シーズン目の途中で当時インサイドに空きがあったダラスに移籍する。

控えとしては十分インサイドを補える力があり、22試合の出場で平均8.5得点6.8リバウンド1.1ブロックと悪くない成績を残す。

しかし翌シーズンは左手親指の怪我で42試合を欠場し、さらには薬物規約に違反したこともありたったの30試合の出場に留まった。それに伴い成績も平均4.4得点5.6リバウンド0.7ブロックと大きく数字を落とすことになる。

 

そして翌2018年にサンダーへ移籍となる。

再び控えインサイドとしてをチームを支えられるか

2018-2019シーズンは平均13分と少ない時間ながらもデビュー以来最多となるシーズン77試合に出場し、以前よりも安定して試合に出ることがアピールできた。

そして2019-2020シーズン、2月27日現在までで51試合とほぼ全試合出場しており出場時間も平均18分と5分も増えた。

フリースロー0.766、FG率0.692と両方ともキャリアハイを記録し、平均7.8得点5.0リバウンド1.5ブロックと安定した記録を残している。

このまま健康な状態が続き、怪我なく試合に出場する時間が増えていけば先発として安定する可能性も高くなるだろう。

 

しかしまずは現在追い風に乗っているサンダーのプレイオフ出場、そしてプレイオフで勝ち上がっていくための後おしができるかが重要だ。

 

プレイオフで活躍できる姿を見せれば怪我の印象もさらに払拭できるはずだ。

 

【文:Kenshin】