本当に同じ人間？怪物「ヤニス・アデトクンボ(Giannis Antetokounmpo)」の異様な凄さ

2018-19シーズンのNBAは近年稀に見るおもしろさであったのではないか。

ウェイド、ノビツキーの引退や数々の記録の更新、ルーキーのドンチッチやヤングなど様々な選手に注目が当てられた。

その中でも一際注目を集めた選手がいた。

ミルウォーキー・バックスの柱、ヤニス・アデトクンボである。

しかし今でこそNBAの大スターとして活躍しているが、NBAに入る前までは順風満帆な生活とは言えなかった。

ナイジェリアからギリシャへ、移民として生活する幼少期

彼の両親はもともとナイジェリアにいたが、職に就けずギリシャへと移る。

その3年後にアテネでアデトクンボは産まれた。

ギリシャでも職は見つからず家族は極貧生活を送っていたが、アデトクンボは路上で物売りをしながらバスケットボールクラブに参加していた。

彼の才能と周囲の支えもあり、彼は17歳の若さで国内2部リーグに参加することとなったのだ。

当初スペインリーグへ行くことが決まっていたアデトクンボだが、スカウトの目にとまり2013年にNBAへエントリー。

見事、1巡目15位ミルウォーキーバックスから指名を受け、ギリシャのヒーローとなった。

極貧生活から、アメリカンドリームを掴みに行ったのだ！

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彼のプレイを見たことある人はわかると思うが(見たことない方は是非下の動画からどうぞ)

“でかいのに速い”。

スティール後の速攻からダンクに持っていくまでのスピードはラッセル・ウェストブルックとなんら変わりないだろう。

ジェイソンキッドがHCを勤めていたころにらPGとしても起用され、PG〜PFまでプレイできるオールラウンドプレイヤーへ成長する。

未だにアウトサイドシュートは苦手とするが、それでもインサイドに切れ込んで得点を決める能力と勝負強さで十分カバーできるほどだ。

2016年以降はオールスターにも選ばれ、今シーズンはバックスをイースタンカンファレンス1位通過に導いた。

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現在のNBAでは間違いなくトップを争うプレイヤーの1人であるが、中には過大評価であるとの意見もある。

レブロン・ジェームズやポール・ジョージ、カウィ・レナードなどのリーグを代表する選手に比べればまだまだだと言うことだ。

しかし、私は全くもってそうは思わない。

長いウィングスパンと高い身体能力から繰り出されるダンク、PGまで務めるバスケットボールIQの高さ、ペリメーターディフェンスもポストディフェンスこなせる万能性、どの能力をレブロンやポール・ジョージたちと比べてもなんら劣っていない。

ギリシャ代表選手としても注目であり、今後のさらなる成長と活躍にファンだけでなく、NBAの選手たちも期待を寄せている。

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