本名チャールズ・ウェイド・バークレー。
NBA史上最高のパワーフォワードと称されるレジェンドプレイヤーです。
バークレーの魅力は、2mに満たない身長から繰り出されるダンクやリバウンドを取れる跳躍力に120㎏という巨体に似つかわしくないボールハンドリングの上手さやドリブル、パスも出来る技術力。
更にゴール下から3ポイントシュートまでこなせる抜群の得点力を兼ね備えたプレースタイル。
その姿から付けられたニックネームは
「空飛ぶ冷蔵庫」
またトラッシュトークをする事でも有名で、ヒートアップしすぎて乱闘を起こした事も1度や2度じゃありません。
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そんなバークレーの名言をいくつか紹介・・・
「映画、タイタニックを見ましたか？」
という問いに対して、船が沈む映画と下位に沈んでいるチームにかけて
「あぁ、今週いっぱい見たよ。ダラスにデンバーに…」（当時の弱小チーム）
シャキール・オニールがオーランド・マジックからフリーエージェントになった時、地元のファンの63％がシャキール・オニールはいらないと答えたことに対して
「オーランドファンの63%はバカだってことだな。」
「プレシーズン（オープン戦）と公式戦は、比較しちゃいけないよ。
プレシーズンは、ファンのお金を取るためだけのものなんだ。」
など思わず笑ってしまう発言が多い一方で
「スポーツは、黒人のためにいい事じゃなく足かせになってるんだ。現代の黒人の若者は、成功するにはスポーツしかないそういう風に思ってるんだから。」
「人種差別する奴らは馬鹿げてると思うよ。白人にしろ黒人にしろ。」
などの真面目で社会的な発言も残しています。
バークレーの発言にはユーモアやセンスがあるという人も多い為、これも魅力の1つになっていたようです。
現在のNBAなら罰金と出場停止の嵐でしょうね。
NBAチャンピオンリングには手が届かなかった
そんなバークレーは、1984年にフィラデルフィア・76ersにドラフト全体5位で入団。
オーバーン大学時代に体の強さや跳躍力を生かしたリバウンドの技術を評価されたものの体重があり過ぎると批判される事もあったようです。
76ers入団後は1年目こそ成績は残せなかったものの、2年目には20ポイント12.8リバウンド3.9アシストを記録。
3年目にはリバウンド王にも輝き、90-91年シーズンにはオールスターMVPを受賞。
と順調なNBA人生を歩みだしたかの様に見えました。
しかしチームは、優勝を狙える位置になく、チャンピオンリングを求めて92年にフェニックス・サンズに移籍。
チームはすぐに噛み合いバークレーはシーズンMVPを獲得し、サンズはNBAファイナルに進出します。
しかし、ここで、立ちはだかるのが、神様マイケル・ジョーダンが率いるシカゴ・ブルズ。
2勝4敗で敗れてしまうんです。
そして、翌年からは、怪我が増えチームもプレイオフには進出するもののファイナルに進む事はありませんでした。
それでもリングが欲しいバークレーは96年にオラジュワンやドレクスラーなどが所属するヒューストン・ロケッツに移籍。
ここでもファイナルに進む事はなく自身のスタッツも1年目以来となる20ポイントを下回り、99-00 シーズンには左膝の腱断裂の大怪我を負い同シーズン限りで引退となってしまいました。
チャンピオンリングを獲得できなかった名選手だった
NBAの歴史上素晴らしい才能を持ちながらリングを手に出来なかったプレイヤーは大勢います。
バークレーもその1人。
生涯成績20,000得点以上、10,000リバウンド以上、4,000アシスト以上という、今まで5人しか達成していない中の1人となり2006年にバスケットボール殿堂入りを果たしました。
また背番号の34番は76ers、サンズで永久欠番になりました。
これだけの実績を残した選手でもNBAのチャンピオンリングを獲得できなかったんです。
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引退後も活躍中のチャールズ・バークレー
引退後は、シャキール・オニールなどと一緒に「Inside the NBA」という番組のコメンテーターの仕事をしています。
番組の中でシャックとバークレーが3ポイントシュート対決やベンチプレス対決などをしたり、現役時代のエピソードを明かしたりするなど、とても面白そうな番組です。
また放送中にバークレーが居眠りをした事があり、それを見たレジー・ミラーやクリス・ウェバーが大爆笑する事もありました。
現役時代さながらの毒舌を飛ばしたりと、やりたい放題していますが逆にそれがうけて人気のようです。
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引退後だから言えるNBA最高のトラッシュトーカーは？
また、先程トラッシュトークについて触れましたが、以前見た動画でシャック、バークレー、ミラー、ウェバー、スティーブ・カーなどが集まり
「NBAで最高の（または最悪の）トラッシュトーカーは？」
という質問に対し話し合っていました。
そこでバークレーは
「ラリー・バード、マイケル・ジョーダン、ゲイリー・ペイトン、レジー・ミラーが四天王だ」
と言い切りました。
さらに
「トラッシュトークってのは、クールなものだったんだ。誰かを傷つけようとするんじゃなくて、あおるって感じでね」
と続けましたが、現役時代の試合ではクールとは程遠かったようにしか見えませんけどね。
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